木更津市では、東京湾アクアラインを活用した対岸との交流方策を探ろうと、平成12年度から2か年にわたり、『広域交流拠点整備検討調査』を実施しました。この調査の中で、木更津市、君津市、富津市内の若手事業者が参加した「広域交流市民の会」が発足し、地域住民の立場から広域的な交流に向けた新しい取り組みを検討し、実施していくための計画立案を行いました。

 この調査に示された対岸(京浜)地域との広域交流推進に向けた活動を具体的に行うため、広域交流市民の会が呼びかけ、木更津市及び木更津商工会議所とともに、平成14年6月『広域交流推進企画実行委員会』が設立されました。

 実行委員会は、千葉県地域づくり総合支援事業の採択及び木更津市からの委託を受け、『広域交流拠点育成・整備推進事業』を行っています。

【事業の目的】

 ◎『対岸との交流促進方策の検討』と『人材育成』

 他の地域と比較して希少性が高く、地域らしさを表わすかずさ地域(木更津市・君津市・富津市・袖ケ浦市)の資源を活用し、東京湾アクアラインでつながる対岸地域(東京・神奈川方面)をターゲットとした交流促進方策を検討する。

 また、住民が主体者となる地域コミュニティ間の交流に取り組み、人材育成を図る。

【事業の背景】

■交流人口増加策の検証■

 他地域との交流促進インフラ整備が進捗する中、中心市街地の衰退やアクアライン効果の希薄性が顕著となっている。近い将来予想される首都圏人口減少局面の中で、定住人口増加策のみを地域活性化の柱には据えられない。そのため交流を促進し、イメージアップにつなげる施策展開が必要となっている。

■対岸地域へのプロモーション不足■

 当地域はアクアライン効果を的確に受け止めているとは言いがたく、むしろ南房総への通過点となっている。平成13年度、横浜市の港北ニュータウン住民を対象に木更津市が実施したニーズ調査において、地域の持つ様々な資源がさほど認知されていない反面、収穫体験に代表される都会では経験できないものに関する興味の高さが判明した。アクアライン利用客が木更津地域を通過してしまう原因には、効果的なPRの不足が要因ともなっている。

■住民主体の交流活動胎動■

 交流活動を展開する上では、受け入れる木更津側の体制を充実させることが重要となる。魅力ある素材を提供することはもちろんのこと、ホスピタリティあふれる人材を通じてこそ継続した交流が展開される。木更津市調査において設置された「広域交流市民の会」は、対岸との交流促進方策について検討を重ね、平成14年度から自主的な活動団体としてアンテナショップを開催するなどの取り組みを始めている。

 
Copyright (C) 2003 WEPPE. All Rights Reserved.